こんにちは。
今回はキャストのオイルもれのご依頼です。
お客様の駐車場になにかのシミが垂れているとの事でした。
お預かりして2時間ほど経ったところで、確かに何かが漏れているのが確認できたので、リフトで上げて確認したところ・・・
画像のように赤丸の部分から大量のオイルが漏れてきていました。
工具をあてたらボルトがクルクル回って閉まらない状態でした。
原因はボルトの締めすぎだと思われます。
実はキャストのオイルパンはアルミ製で、非常にデリケートなのです。
既定のトルクで締め付けしないと、ネジ山が壊れてしまいます。
お客さんはどこかのお店でオイル交換しただけなのに、オイルパンを交換しないといけません。
いよいよ作業に取り掛かります。
まずマフラーを取り外します。
続いてここからが地道な作業となりますが、オイルパンはボンドのようなモノでガッチリと貼りついています。これを2時間ほど掛けてこじ開けたのが2枚目の画像です。
オイルパンをこじ開けても、まだまだボンドがこべり付いているので、キレイにツルツルになるまで除去します。
今度は先程と逆の手順で組付けていきます。
オイルパンをボンドで組付けて、2時間ほど経過してからオイルを入れます。
エンジン始動後リフトで上げて漏れを確認します。
貼り合わせたら2日間放置し、漏れが無ければお客様にお渡し出来ます。
今回はマフラーを外さないと、オイルパンが外せなかったので、結構時間が掛かりました。
皆さんも、たかがオイル交換といえども、ちゃんとした整備士がいるお店で行ってくださいね!